記録帳

商品撮影:ベルトの置き方とポイント

今日はベルト約10点の撮影を行いました。
ベルトの撮影はこれまでにも度々行っていますが、毎回大切になるのが「置き方」です。

ベルトは、タイプを問わず、どのように置くかによって写真の印象が大きく変わります。特に帯部分に大きな意匠がない場合、全体をただ収めるだけでは単調に見えてしまうことがあります。そのため、バックルと剣先を同時に見せたり、巻いた状態で平置きにしたりしながら、商品の特徴が伝わる見せ方を探っていきます。

メインカットでは、平置きで「巻き」の状態にすることが多く、この巻き方が商品の印象を左右します。
バックルに帯を通すのかどうか。バックルに帯を通す場合は上下に段ができますが、その際に帯を交差させるのか。バックルを上に見せるのか、下に見せるのか。あるいは、少し変化をつけた巻き方として、縦に巻く方法もあります。ひとつひとつの判断で、商品の見え方は変わります。

また、バックルと帯が不自然に重なっていないか、金具の座りが悪く見えていないかといった点も重要です。バックルを下に置くと物理的に安定しにくい場合もあるため、収まりやすさを考えながら調整します。

複数商品をまとめて撮影する場合は、巻いたときの全体幅をある程度揃えることも大切です。幅がばらばらになると、帯の太さやバックルのサイズ感が伝わりにくくなるためです。さらに、俯瞰の角度によっても印象は変わるため、平面的になりすぎない見え方を意識します。

そのうえで、帯の素材感や意匠、機能として見せるべき部分を確認しながら、ディテールがつぶれないようにライティングを調整していきます。革の質感、ステッチ、金具の反射などは、光の当て方によって印象が大きく変わる部分です。

今回は巻き方をご指定いただいていたため、撮影時に迷うことはありませんでした。
ベルト撮影をご検討の際には、見せたい巻き方やバックルの向きなどを事前に決めておくと、より目的に合った写真に仕上げやすくなります。

Equipment
Body: α7RIV
Lens: FE 24-105mm F4 G OSS